イノベーションハブ

環境ルネッサンス宣言

新菱冷熱は、次世代にあるべき環境の姿を実現するために、1990年筑波研究学園都市に中央研究所(現 イノベーションハブ)を開設しました。環境技術を総合的に体系化していくことを使命とし、わが国屈指の設備と規模を誇る研究施設で、空調分野にとどまらない幅広い分野の研究をすすめております。
地球環境問題が深刻化する今、求められるものは単なる自然回帰や賛美の道ではありません。人間のダイナミックな営みは停滞させずに、環境負荷を許容範囲内にとどめる「人間と環境の調和」の道であるはずです。そのためにはもう一度原点に立ち返って人と環境の理想的な未来像を描き直さなくてはなりません。
イノベーションハブはさまざまな角度から研究・開発を進め、常に「人と環境の理想的な未来像」を探求し続けています。

イノベーションハブの概要

新菱冷熱の研究・開発の核となるのがイノベーションハブです。イノベーションハブは、筑波研究学園都市の北端に位置する筑波北部工業団地内にあり、敷地面積は約1万坪、研究本館、新実験棟、大実験棟、音響実験棟、エネルギーセンターの主要5棟と、屋外実験場などの付属施設で構成されています。
その中には実大規模の実験が行える広大なスペースと設備、実現象を正確にシミュレーションすることのできる高性能HPCサーバー、最先端技術を支える精密測定装置を揃えており、その規模は業界随一を誇ります。

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イノベーションハブの特徴

  • 空調技術を基盤として環境分野の研究・開発に幅広く取り組む。
  • 営業・設計・施工・研究が一体となって顧客、市場、社会のニーズに迅速に対応する。
  • 実大規模の実験施設による検証を行う。
  • 最先端技術を駆使して新規分野の開拓を行う。
  • 先端的な研究施設・設備・分析装置を保有し、基礎的な研究・開発に供する。
  • 産学協働によって開発効率を向上させる。
  • 学会発表を含めた技術の公開による社会的貢献を推進する。

詳しい研究内容はこちら

施設

イノベーションハブ


分析室


高性能HPCサーバー


大実験スペース


気流実験室


空間シミュレーションルーム


無響室


新実験棟

研究本館

  • 多目的実験室
    比較的小規模な実験を行うスペースで、実験用ユーティリティが天井から取り出せ、また搬入口とクレーンを備えて機器や装置の搬入出が容易となっています。
  • 分析室 / 化学実験室
    化学実験・分析を行うスペースで、実験用ユーティリティのほか、特殊ガスの供給設備を有しています。
  • コンピュータ室
    数値流体シミュレーションを行うスペースで、メインの計算サーバーには高性能HPCサーバーを使用しています。
  • 大会議室その他

大実験棟

  • 大実験スペース
    実物あるいは実物大での装置類の実験、試作、試験を行うスペースで、有効高は10m、1スパン毎に各種ユーティリティが設置されています。
  • 気流実験室
    大空間空調時の気流の可視化や実験を行うスペースで、すべての壁は冷温水パネル、上下はガードルームに囲われ、内壁表面温度を正確にコントロールできます。
  • 空間シミュレーションルーム
    居住環境、環境要素が人体に与える影響などの評価、実験を行うスペースで、ソーラーシミュレータを設置した外気室を併設し、日本全国の外気条件を再現できます。
  • 工作室

音響実験室

  • 無響室 / 残響室
    装置・機器類の騒音、環境騒音、音質・振動分析を行うスペースで、無響室は有効7.8m立方、残響室は容積315m3 (不整形六面体) 、両室とも空調可能です。

屋外実験場

  • 屋外実験場
    太陽光を利用する実験や熱負荷の大きな実験を行うスペースで、固定用アンカー付きの基礎を多数設置しています。

新実験棟

  • 新実験棟
    実規模の実験装置を自在に配置できるフリー実験スペースです。省エネルギー・新エネルギー関連の技術開発や高精度・高機能な産業用環境から快適な居住環境の技術開発に至るまで多方面にわたる分野の実験を同時に行うことができます。また、ここでは施工前に機器やシステムの事前評価を行うこともできます。 このように当社の技術開発の成果と過程を実際に実規模で見たり体感することができる施設です。

アクセス

つくばエクスプレスを利用する場合

  • 終点「つくば」駅で下車し、タクシーを利用する。所要時間は約20分。
  • 終点「つくば」駅で下車し、関東鉄道バスを利用する。バスターミナル5番のりばで「テクノパーク大穂」行きに乗車し、北部工業団地中央で下車。バスの乗車時間は約30分、北部工業団地中央からは徒歩で約10分。 (バス停の位置は北部工業団地内地図を参照)
  • 「研究学園」駅で下車し、つくバス (作岡シャトル) を利用。研究学園駅で乗車し、北部工業団地中央で下車。バスの乗車時間は約45分、北部工業団地中央からは徒歩で約10分。 (バス停の位置は北部工業団地内地図を参照)

高速バスを利用する場合

東京駅八重洲南口から「つくばセンター行き高速バス」に乗車。終点「つくばセンター」で下車し、タクシーを利用する。所要時間は約20分。

JR常磐線を利用する場合

「荒川沖駅」又は「土浦駅」で下車し、タクシーを利用する。所要時間は約40分。

車を利用する場合

常磐自動車道「桜・土浦I.C.」で降りる。つくば研究学園都市方面へ左折し、2つ目の信号「大角豆」交差点を右折、東大通に入る。
北方へ15kmほど走行し、筑波大学・高エネルギー加速器研究機構を過ぎ、クリーンセンター入口の交差点を左折。 2kmほど進むと北部工業団地に入る。 (下図参照)

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