新菱冷熱 CSRレポート2015
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 建設における使用資機材の製造過程や、現場への運搬燃料、資機材の加工・据え付けなどの過程では、多くのCO2が発生しています。新菱冷熱では、30年以上前から現場におけるCO2排出量削減に取り組んできました。 現在までに、現場の創意工夫によってさまざまなCO2排出量の削減方法・手段が実行され、50項目以上の削減方法・手法が標準化されています。数多く採用されている技術について紹介します。3D-MAPS(3次元計測システム) 測量機器を基盤としたシステム「3D-MAPS」を使用し、計測と位置決め作業を行っています。これにより部材の工場加工割合が向上し、施工の手直しに伴う無駄な資材が削減され、CO2排出量が抑制されます。機器更新工事に適用した例では、従来工法に比べてCO2排出量を20%以上削減することができました。事前検証による最適化 アトリウムやホールなどの大空間や局所的な機器発熱がある工場などでは、室内全体ではなく、人や生産品の周辺など、必要な部分だけを最適な温度に制御することが要求されます。新菱冷熱では、CFD(数値流体シミュレーション)省エネ提案ツールを用いて検討し、空調設備を最適化することができます。最小限の設備とエネルギーで、快適・最適な環境をつくる技術により、CO2排出量やランニングコストの削減が可能になります。 2008年から現場におけるCO2削減量の見える化活動を実施しています。現場でのCO2削減量を家庭1世帯当たりのCO2排出量に換算して表しています。3D-MAPSによる計測作業数値流体シミュレーションによる音楽ホールの温度分布解析事例創意工夫から生まれた削減方法環境コミュニケーションプロジェクト現場におけるCO2排出量削減の見える化工場の気流分布コミッショニング事業者(CxF) 新菱冷熱は、NPO法人 建築設備コミッショニング協会が認定するコミッショニング事業者に登録しました。コミッショニングとは、建築設備の実際の性能を確認し、本来の性能を実現するためのプロセスで、環境負荷の削減に大きく貢献する取り組みです。新菱冷熱のコミッショニングでは、省エネルギーの観点から空調設備などを点検・整備し、適切な状態で維持管理を行っていきます。これまでのコミッショニング実績を発展させ、お客様の環境配慮への取り組みをサポートしていきます。● 現場でのCO2削減量8001,0001,200600200400は家庭100世帯を示す2009年度2012年度2013年度2014年度815世帯分(4,374t-CO2)963世帯分(5,172t-CO2)554世帯分(2,974t-CO2)607世帯分(3,262t-CO2)2015年度2010年度2011年度世帯数01,111世帯分(5,964t-CO2)1,084世帯分(5,819t-CO2)964世帯分(5,176t-CO2)家庭からのCO2排出量:5,370kg-CO2/世帯・年出典:全国地球温暖化防止活動推進センター、家庭からの二酸化炭素排出量(2013年度)新菱冷熱 CSRレポート 201525

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