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2017.6.9新菱冷熱製モジュラーチラーユニット 中東へ営業展開
~標準化により大幅な工期短縮と安全・品質の確保を図り急成長する市場を開拓~

当社は、水冷式のモジュラーチラーユニット (以下、本ユニット) の試作機 (1,000冷凍トン (※) ) を完成させ、中東にて営業活動をスタートしました。中東では、急速な経済成長による観光施設やインフラ施設整備に伴う大規模地域冷房プラントの需要が増大しており、本ユニットはこの需要に対応するためのものです。

中東エリアでは建設ラッシュにより技能労働者が著しく不足しています。そのため、現地工事を中心とする従来の熱源プラント工事では、工期や安全・品質を確保することが大きな課題でした。この課題を解決する方法として当社は、別の場所で製作したモジュール類を現地で一体化する本ユニットを完成させました。
本ユニットは大きく分けて「冷凍機モジュール」「ポンプ、電気室モジュール」「冷却塔」「配管類」で構成され、東南アジア等の工場でそれぞれの製作を行い、現地へ持ち込み、組み立てることにより現地工事の大幅な簡素化が可能となります。
本ユニットの特徴は、機械室が不要であることから、省スペース・標準化仕様による短工期・高品質化を図れることです。この結果、従来の熱源プラントと比較した場合、建屋工事も含めた現地工事工数は、1,000冷凍トンベースで20~30%下がる見込みです。また、本ユニットを複数台組み合わせることで、30,000冷凍トンといった大容量システムにも対応が可能であり、移動・再設置が可能なことから、期間限定施設に向けた仮設用にも適しています。
当社は、納期を最優先した標準ユニットのみならず、高効率仕様の高級ユニットなど、幅広い客先ニーズに対応した本ユニットの営業活動を積極的に展開し、4,000冷凍トン以上の地域冷房プラントを計画する官庁、開発業者、病院、データセンター、リゾートホテル、商業施設や万国博覧会等の大規模イベント向けに、中東エリアに限らず将来的には日本を含むアジア圏内においても受注拡大を図り、初年度は5億円の受注を見込み、5年後には年間30億円の受注を目指します。

(※) 1冷凍トン= 3,516.85W

グローバルネットワーク


  • 図-1 モジュラーチラーユニット外形図

  • 図-2 設置、レイアウト例

  • 図-3 試作機外観写真

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