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2024.7.29インドのクリーンルームパネルメーカーの株式取得
製薬工場を中心にクリーンルームの受注拡大を目指す
当社は、2024年7月17日付で、インドのクリーンルームパネルメーカーである、GMP Technical Solutions Pvt. Ltd.(以下、GMP社)の株式を約85%取得する株式売買契約を締結しました。株式の売買は契約締結から45日以内を予定しています。GMP社は、2018年の設備エンジニアリング会社(現 新菱スビダ:SHINRYO SUVIDHA ENGINEERS INDIA PVT.LTD. )に続き、新菱グループの傘下となるインドでの2社目の企業になります。
GMP社は、2005年に設立されたインドを代表するクリーンルームパネルのメーカーで、インド全域に3つの工場と17の拠点を有しています。クリーンルームで扱う部素材の設計から製造までを一括で手掛け、製薬工場を中心に実績を重ねています。また、製薬工場が医薬品を安全に安定的に製造していることを検証する「バリデーション」事業も行っており、インドの製薬業界を多面的に支えている企業です。
当社はインドにおいて、2015年に駐在員事務所を設置後、2018年にインドを代表する設備エンジニアリング会社を子会社化し、新菱スビダとして、インド市場への進出・深耕を進めてきました。昨今、インドでは製薬関連ビジネスが拡大しており、新菱スビダが提供する設備エンジニアリングと、GMP社が提供するクリーンルームパネル製造の双方を新菱グループに取り込むことで、製薬工場を中心にクリーンルームの設備施工とパネル製造を一括受注し、さらなる受注拡大を目指します。また、インドが国をあげて力をいれ始めた半導体工場の受注も視野にいれていきます。
当社は、1972年から海外事業に進出し、アジアを中心に現地法人・営業所をあわせ海外19拠点で事業を展開しています。今回の株式取得により、成長著しいインド市場での事業拡大をはかるとともに、新菱グループの海外事業をより強固なものにしてまいります。
<GMP社概要>
- 会社名GMP Technical Solutions Pvt. Ltd.
- 本社住所Unit Nos.309-316, 3rd Floor, Swastik Disa Business Park, LBS Marg,
Behind Wadhani Ind. Estate, Ghatkopar West, Mumbai 400086, India - 事業内容クリーンルームパネルの製造・据付、バリデーション
- 設立年2005年
- 従業員数約830名
- 売上高約60億円(2024年3月期 約30億INR)
- 主な拠点ムンバイ本社他3工場(バディ、ビワンディ、パンジャブ)17営業拠点
- HPhttps://gmptech.net
(写真)当社ならびにGMP社の主要経営陣
中央左 新菱冷熱工業 加賀美 猛 社長
中央右 GMP社 Ajay Mehta 社長