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初めてお客様にプレゼンし、受注へ

 大学院では応用化学の研究をしており、その当時は、卒業後に建築業界に就職するという発想はありませんでした。実際に入社して大学キャンパスの新築工事の現場で研修を行い、初めて新菱冷熱がいかに規模の大きなものづくりを手がけていることを実感できました。研修現場では最初の躯体工事から竣工までの一通りを経験することができました。その後は設計部に配属され、研究所などの産業系の案件を手がける中で、研究所の性質上、特殊な化学物質を扱うことがあり、大学で学んだ化学の知識が思いがけず役立ちました。

 配属から1年後、研究所内に新しい部屋を作る案件を任されました。お客様が求める温度湿度や室圧などの条件を満たした上で最適と考えるシステムを設計しお客様のもとへ。初めて自分でお客様にご説明した物件で、さすがに緊張しましたが、フォローしてくれる上司が隣にいたので臆することなくやり遂げられたと思います。実際に受注することができたので嬉しかったですね。

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現場サイドで急な設計変更にも対応

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 設計部で2年半ほど経験を積んだ頃、私が設計を手がけた物件の施工現場に、現場支援という形で入ることになりました。そのまま設計部から技術部へ異動となり、自分が設計した物件の施工管理として現場に入ったのです。そこも研究所だったのですが、研究用の装置の仕様などが確定しない中で施工が始まりました。設計変更は現場で対応しながら進めていく方針となりましたが、結果として変更が出た場合も、すぐに現場サイドで設計図を変更してお客様の要望をスピーディに形にしていくことが可能になりました。私自身、設計から施工まで一連を手がけることができて、やりがいを感じましたね。

 それ以降、今に至るまで施工管理の技術者として現場にいますが、ある程度の設計変更にも現場で対処できるので、2年半の設計部での経験が役立っていると感じます。今は、短工期が求められ、コスト競争も厳しくなってきています。その中でベストのパフォーマンスを出すためには、一人一人に技術力が求められます。仕事量も増えてきていますが、その分、完成後の達成感は大きいですよ。

「より良いもの」を追求する道に終わりはない

 入社して9年、設計から施工管理に異動して6年、様々な案件を手がけてきましたが、先輩社員から聞いていた通り、1つとして同じ物件はありません。ある時、1つの建物を建てた後に、もう1つ全く同じものを建てるという案件がありました。その場合ですら、最初の物件の経験を元に2つめは微調整を行います。必ず1つや2つ「こうしたらもっと良かった」という発見があるものです。試運転でバルブを動かした時に、思いのほかバルブの位置が遠く感じたならば、次はもっと手前に設置する。わずかな工夫で納まりがぐっと良くなることがあります。少しでも使い勝手のよい設備にしたいという追求に終わりはないと感じます。

 昨年は初めて現場代理人を担当しました。社長の代理として現場にいる責任者ですから、予算から協力会社の選定、工程管理まで、全てを自分で決めなければならず、これまでと違った神経を使いました。施工の安全と品質に注力する「ものづくり」から、その現場を「動かす」という、一つ広い視野のステージに立つ事ができました。これからも、いくつもの現場を「動かして」いい仕事を重ねていきたいです。

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将来の私を考える 仕事のやりがい
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