生物多様性の保全
イニシアティブへの参画
新菱冷熱は、事業活動や社会貢献活動において、生物多様性保全や自然環境保護への配慮に努めています。環境に配慮した技術を開発し、お客様や自社施設への導入を進めるとともに、生物多様性保全の取り組みを推進する「経団連生物多様性宣言イニシアチブ」への参画や経団連自然保護基金への継続的な寄付の実施により、社会の一員として生物多様性保全の役割を積極的に果たしています。
環境ルネッサンス活動
新菱冷熱は、生態系保全に関する社員の認識度向上を目指して、2015年から啓発プログラム「環境ルネッサンス活動」を推進しています。プログラムでは、生態系保全や環境教育にかかわる活動を行った社員に図書カードを支給し、環境に関する書籍の購入を補助しています。そのうえで、生態系保全への理解と継続的活動への意欲向上を図っています。また、この活動は、1年間に支給した図書カード費と同額を、生物多様性の保全活動などに取り組む国際環境NGOに寄付するマッチングギフト制度になっています。

社員の活動レポート紹介
夏の昆虫教室
(NPOうしく里山の会)
雑木林にいる昆虫の生態や昆虫を誘引するトラップの方法を、係員の方から説明を受けながら散策しました。子ども達にとっては自然とふれあう良い経験となり、「自宅付近でも誘引トラップを設置して昆虫採集したい」と、はりきっていました。

コアジサシ観察会
(NPO法人 リトルリターン・プロジェクト)
本来の繁殖場所を失ったコアジサシ (英名リトルターン) の営巣を手助けする活動に参加しました。営巣地の除草、排水口の除泥・清掃、カラス避けの水糸張り、レンガシェルターの整備など、腰の痛くなる作業が多かったのですが、コアジサシが快適な営巣を行える手伝いができたことに充実感を覚えました。その3カ月後に、営巣の観察会に参加しました。親鳥が、抱卵や幼鳥にえさを与えるため、えさ場の干潟と営巣地を往復している様子を観察できました。


高丸山 (ハチ高原) 夏のチョウ観察会
(高丸山ウスイロヒョウモンモドキ保全再生協議会)
絶滅が危惧されているチョウ、ウスイロヒョウモンモドキを、兵庫県北部の鉢伏高原で観察しました。主催者の一人として、この観察会の初回からこれまで15年間かかわってきました。
保全活動に携わってきて感じることは、チョウがすむ環境全体を守り、未来へつなげることの重要性です。多くの動物、植物、昆虫を育む環境は、人間も安心して暮らせるやさしい環境です。これからもずっとチョウとチョウのすむ環境との保全に取り組んでいきたいと思っています。


てがたん (手賀沼の自然観察会) 生きもののカタチとデザイン(我孫子市鳥の博物館)
手賀沼に生息する生きものについてスタッフの方に解説してもらいながら、博物館周辺を散策しました。普段は何気なく通り過ぎる場所でも、多くの昆虫や鳥がいることに気づきました。一緒に参加した子どもたちと楽しみながら自然の素晴らしさを学ぶことができました。
