新菱冷熱CSRレポート2016
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東日本大震災からの復興エスパル仙台 東館宮城建物概要要正式名称: エスパル仙台 東館オープン:2016年3月18日延床面積:39,700m2建物用途:商業施設 エスパル仙台 東館の建設は、震災で仙台ターミナルビル関連も被害を受けたものの、計画通りに着工し、震災から5年後の2016年、東北の玄関口の地域復興シンボルとしてグランドオープンしました。 新菱冷熱は、エスパル仙台 東館の空調設備工事を担当しました。空調は、水熱源パッケージの熱源水系統と冷蔵庫冷却水系統を統合して省エネルギーを図ったほか、施工時においては、空調配管の約95%に工場で加工した配管を採用し、廃材削減や配管加工の効率化を図りました。 また、工期が約3年と長く、工期の前半は現場作業がなかったため、社員には残業することなく早めに業務を終わらせることを心掛けてもらい、仕事以外の時間の充実を推進しました。 エスパル仙台は、仙台駅の西口と東口をつなぐ東西自由通路を挟み、南北に店舗を配置する「街・人がクロスする新たな都市」をコンセプトとして計画され、宮城県だけでなく東北各地から人が集う場所になっています。東北復興のシンボルとして、仙台だけでなく東北全体が注目している施設です。 新菱冷熱は、復興の建設に微力ながらお手伝いできたことを誇りに思い、喜びを感じています。東北の復興はまだまだ道半ばですので、今後も事業を通して復興に寄与できるよう努力していきたいと考えています。テクノロジーTri-Seven Roppongi東京建物概要正式名称: Tri-Seven Roppongiオープン:2016年8月延床面積:31,416m2建物用途:事務所・店舗・駐車場エスパル仙台 東館Tri-Seven Roppongi Tri-Seven Roppongiは、東京ミッドタウン、六本木ヒルズ、国立新美術館という3つの商業的・文化的拠点の中心に位置する新たなランドマークとして建設が進められました。 地下2階・地上14階の建物は、低層階(地下2階~地上3階・駐車場、店舗)と高層階(地上4階~14階・事務所、屋上)の間に免震層が設けられており、事務所には、欧州では一般的な空調システムであるアクティブチルドビームが導入されています。導入台数は約2,200台で、日本での大規模導入としては、本建物が初めてです。 新菱冷熱は、空調設備・自動制御設備工事を担当し、アクティブチルドビームの設置や、施工確認業務などに、新菱冷熱が開発した3D-MAPS(3次元計測システム)、ドレン勾配チェックツールなどの技術を用いて、効率的な施工を実現しました。3D-MAPSによるレーザー照射専用プリズムでレーザー照射を捕捉※写真のレーザー光はイメージ新菱冷熱 CSRレポート 201612

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