新菱冷熱CSRレポート2016
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コミュニティへの参画および発展社会とのかかわりCSR活動トピックス新菱冷熱は、社会の持続的発展に貢献する企業として、地域や文化を大切にする活動を積極的に実施、推奨しています。中でも地域とのかかわりにおいては、目の前の小さな活動の積み重ねが大切だと考えています。 新菱冷熱では、大学や大学院で社員が非常勤講師を務める機会をいただき、社員が建築設備系や機械・工学システム系などの授業を担当しています。次代を担う学生の教育に携わることで、技術と業界の発展に貢献したいと考えています。大学での非常勤講師活動大学名担当講義学校法人東京理科大学空調設備特論学校法人名城大学建築設備工学2学校法人早稲田大学建築環境設備製図国立大学法人熊本大学建築設備計画学国立大学法人筑波技術大学システム工学特別講義国立大学法人筑波技術大学エコ環境システム○2016年度の講義実績名古屋支社 設計部部長補田上 賢一 2015年12月、横浜支社において、神奈川県立 藤沢工科高等学校 住環境系2年生のインターンシップ(就業体験)を受け入れました。3日間にわたるインターンシップでは、現場での熱源機械室や屋上冷却塔、地域冷暖房設備の見学のほか、現場作業の体験実習や、お客様の要望に応える設計プランの作成実習などを行いました。インターンシップを通じて、建設技術を学ぶ若い世代が建設業界への理解と興味を深めてくれることを願っています。高校生インターンシップの受け入れ設計プランの実習 2016年8月、中央研究所において、理工系分野に興味をもつ女子学生向けの見学会を開催し、計21名の方に参加いただきました。これは、内閣府男女共同参画局が推進する「理工チャレンジ(リコチャレ)」に賛同し、理工系の仕事の面白さを伝え、将来の勉強や仕事を考えるときに役立つようにと企画したもので、今年が2回目の開催になります。新菱冷熱の女性社員が、研究内容などを説明したほか、参加者による実験装置の操作体験も実施しました。また、見学会後のティータイムでは女性社員が、理工系に進んだ理由や仕事の魅力について話をしました。参加した皆さんからは「将来の参考になった」「女性社員と気軽に話せ、働くことへのイメージが明確になった」などの感想をいただきました。サマースクール「空気をデザインする技術を見学しよう」の開催新菱冷熱サマースクール 名城大学 理工学部 建築学科の選択必須科目「建築設備工学2」で、137名の学生に講義を行っています。建築設備に関わる実務レベルの内容を中心に、教科書には書かれていないような内容も織り交ぜ、私が30数年間に実務で得た経験や知見を生かした講義を心掛けています。昨今の地球温暖化防止に役立つ省エネルギー技術はもちろんのこと、ただ聞くだけの講義ではなく、学生が自ら手を動かす、設備設計業務を実習するカリキュラムも取り入れました。学生は真面目で積極性があり、想定外の質問に驚かされたりしながら、とても楽しく講義を進めています。講義を通じて建築設備の重要性を理解してもらい、ここから世界を背負って立つエンジニアが育ってくれることを願いながら、教鞭を執っています。授業の様子VOICE新菱冷熱 CSRレポート 201639

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