施工品質向上の取り組み

現場の施工品質向上の取り組み

施工現場では品質マニュアルにもとづき、工事の進捗に合わせて、検討会・社内検査を繰り返し行う、施工サイクルを実施しています。
着工時の検討会・施工現場の品質パトロール・社内検査を計画的に行うことで、施工上の検討課題の抽出や問題解決を適切なタイミングで行い、引き渡し時にはお客様の要求事項を十分満たす設備を完成させるよう努めています。

業務プロセスにおける継続的改善

品質パトロール

施工現場の品質パトロールでは、設計上の要求事項・法規制・社内技術基準などさまざまな事項が適切に施工されているか、品質のチェックを行っています。
品質管理担当者が定期的に施工現場をパトロールし、設計図書や施工品質計画書に記載された居住環境・室圧などの諸条件、施工図どおりに施工されているかなどをチェックリストに沿って確認します。また、引き渡し後の品質トラブルを防止するため、施工現場ごとに定められた重点管理項目の実施状況を検証します。重点管理項目とは、過去に他プロジェクトで発生したトラブル事例や、顧客満足度調査を通じお客様からご指摘いただいた事項をもとに項目を整理したもので、同じトラブルを繰り返さないためのPDCAの取り組みです。品質パトロールは、この管理項目により、継続的に品質を改善する仕組みであり、これにより品質を向上させるよう努めています。
新菱冷熱では、お客様に信頼いただけるよう品質パトロールをはじめとした現場検査体制を整え、より良い設備システムを提供していきます。

BIM活用による施工品質向上の取り組み

引き渡し後の設備の運用において、快適な居住環境、エネルギー消費量の抑制、品質トラブルの発生防止等、お客様の要望に応えるため、BIM(Building Information Modeling)を活用して施工品質の向上を図っています。
BIMを活用したCFDでは、室内の温湿度を施工前に把握し、室内の居住環境を快適にできるような施工計画を立案します。
また、BIMを活用して地震発生時における免震階の配管の挙動を予測し、建物躯体や他設備との干渉をチェックすることで、耐震性に優れた設備の構築に貢献します。
その他、BIMをさまざまな施工時・施工後の状況把握・検証に活用することで設備の品質向上に努めています。

* CFD:Computational Fluid Dynamics

  • CFDによる室内温熱環境の予測
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  • 地震時の配管の挙動確認
    地震時の配管の挙動確認

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