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プノンペンロジスティクスセンター

竣工:2019年12月
延床面積:6,915m2
建物用途:倉庫、冷凍冷蔵倉庫
所在地:カンボジア

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プノンペンロジスティクスセンター
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この施設について

プノンペンロジスティクスセンターが位置するプノンペン経済特区は、カンボジアの首都プノンペンの市内と、プノンペン国際空港に近く、シアヌークビル港につながる国道にも面しています。配送に有利な立地であるだけでなく、タイのバンコク、ベトナムのホーチミンをつなぐ物流の戦略地域としても注目されています。同センターの設立により、カンボジアおよび大メコン圏において、高品質・高付加価値な物流サービスの提供体制が強化され、物流を通じたカンボジアの社会発展が期待されています。同センターは、航空・海運フォワーディング、国内販売物流、製造物流(ジャストインタイム納品)、クロスボーダートラック輸送、空調施設を利用した保管・配送など、あらゆる物流ニーズに応えていく施設です。

新菱冷熱の仕事:空調・衛生・消火・電気設備

カンボジア最大級の冷蔵・冷凍機能付き多機能物流施設において、新菱冷熱は空調設備、衛生設備、消火設備、電気設備の設計と施工を担当しました。ここには、常温倉庫のほか、冷凍倉庫(−25℃)、冷蔵倉庫(+1℃)、定温倉庫(+25℃)と異なる3温度帯の倉庫を備えるほか、主要設備として高床ホームや両面接車バースや非常用発電機設備を設置し停電時にも倉庫の温度を維持できる仕様です。
この仕事で注力したことの一つに工程管理があります。ここでは工事に必要な資材のほとんどを国外から輸入しており、資材管理が工程に大きく影響する点に難しさがありました。また、毎日雨が降るカンボジアの雨季には工事が遅れることもあり、天候面でも工程管理に苦労することがありました。とくに資材管理が滞ると工期に大きく影響が出てしまうため、工事のタイミングに合わせた輸入と搬入管理が重要なポイントになりました。
そこで新菱冷熱では、現場の巡回を増やして作業の進捗をすべて把握したうえで、協力会社の方々と具体的な作業内容・人員配置・準備の確認などを打ち合わせしていきました。ときには作業の効率化を図る施工方法を示すなどして、関係者全員が連携して工期内に高品質な設備を提供できるよう注力しました。

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