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横浜市新市庁舎

竣工:2020年5月
延床面積:142,582.18m2
建物用途:市庁舎
所在地:神奈川県

  • 受付(地上3階)
    受付(地上3階)
横浜市新市庁舎
  • 受付(地上3階)
    受付(地上3階)

この施設について

「~開港の街から持続可能で豊かな国際都市~ 人、自然、街がつながる開かれた市庁舎を具現化し、市民と共にOPEN YOKOHAMAを創造する」をコンセプトに建設された横浜市庁舎は、8代目となる市庁舎です。地上32階建て、高層階は主に執務室エリア、中層階は主に議会関連エリア、低層部分は市民スペースおよび商業スペースとなっています。横浜市と市民の協働・共創の場として、さまざまなイベント等に対応可能なアトリウム(3層吹き抜け約1,200m2)や、建物周囲に広いオープンスペースが複数設けられるほか、周辺4地区の結節点となる立地を生かし、周辺地域相互の回遊性を高めながら街全体の魅力を向上させる施設です。
また、さまざまな危機に対処できる危機管理の中心的役割を果たすだけでなく、高い環境性能を有する施設で、隣接する横浜アイランドタワーと連携した地域冷暖房による熱供給や、輻射空調方式、地中熱利用、燃料電池などの導入により、ZEB Ready、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)最高ランク★★★★★(ファイブスター)、CASBEE Sランクの認証を取得しています。

新菱冷熱の仕事:空調設備

新菱冷熱は空調設備の施工を担当し、長く快適に使用していただく設備を目指しながら、デシカント空調と天井輻射パネルによる空調や、自然通風による換気などの導入に取り組みました。また、執務室の温度や照明をセンサーなどで細やかに管理・制御することで、省エネルギーと快適な室内環境の両立を実現しました。
施工では、ICTを積極的に活用して生産性を向上させるため、BIM(Building Information Modeling)データを活用した各種ユニット化、プレファブ化、配管ダクトのプレカット化を行いました。その他、中層・高層階への資機材の管理と搬入には、場外の物流倉庫と揚重センターを活用し、効率の良いスムーズな搬入・揚重を行いました。これらの工夫により、省エネルギー・省力化・CO2排出量の抑制・産業廃棄物の軽減に貢献することができ、効率の良い働き方にもつながりました。

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