リスクマネジメント

リスクマネジメント体制

新菱グループの事業を取り巻く、品質・安全・環境・人権・コンプライアンス・情報セキュリティなど、さまざまなリスクに対する被害を最小限に抑えて、事業を継続する体制や対応策を整備しています。リスク管理の基本事項をまとめた「リスク管理規程」や、「危機管理対策規程」を整え、国内外のリスクに迅速に対応できるよう、具体的な対応要領も整備しています。2022年10月には、海外で発生した危機への具体的な対応指針として「海外安全・危機管理マニュアル」を制定しました。本マニュアルの活用により、平時からリスクの抽出とその影響を想定した準備をすることで、リスクを未然に防ぐことを目的にしています。また、リスクと影響を毎年見直すサイクルも構築しています。

情報セキュリティ管理体制

お客様やお取引先の情報の適切な管理を行うため、「企業情報管理規程」を定めるとともに、主要事業所や現場事務所のセキュリティ監査を定期的に実施しています。また、情報セキュリティに関する社内連絡会議を開催し、全社的な情報の水平展開に努めています。その他、社員の情報リテラシー向上活動にも力を入れており、インターネット利用時のセキュリティやマルウェアの脅威に関するeラーニングを継続して実施しています。

事業継続計画 (BCP)

大規模災害などの発生時においても事業活動を早期に再開するため、災害発生時の対応方法や組織などについて定めた「事業継続計画(BCP)」を策定し、内容の継続的な見直しと強化を図っています。平時においては、社内インフラの整備や協力会社との連携体制の構築などの事前対策を進めるとともに、定期的な訓練を実施しBCPの実践力向上に努めています。また、地方自治体などと災害協定を締結し、災害時の支援要請に対応できる体制を整えています。

新菱冷熱の「事業継続計画(BCP)基本方針」

  1. 役職員の安全確保を最優先し、速やかな支援を実施する。
  2. 会社施設を早期に復旧し、会社機能の維持継続を図る。
  3. 顧客の事業継続活動への支援として、当社施工中現場・竣工物件の復旧活動に協力する。
  4. 地域社会の一員として、可能な範囲でのインフラ復旧、被災住民への支援を実施する。

災害時の組織体制