安全衛生への取り組み
新菱冷熱は、創業時から変わらない安全衛生基本方針のもと、安全を何事にも最優先することで労働災害を防止すべく、グループ全社員と協力会社が一体となって安全衛生活動に取り組んでいます。
新菱グループ安全衛生基本方針
安全なくして作業なし 安全なくして企業なし
新菱グループは、この安全衛生基本方針のもと、安全を何事にも優先することで労働災害を防止すべく、安全衛生活動に取り組んでいます。
労働災害の撲滅には、グループ社員・協力会社の皆様が自らの危険感受性を磨き、現場に潜在する危険有害要因を特定し、その危険要因への対策を講じられる力を身に着け、実践することこそが重要と考え、各種教育や研修などに積極的に取り組んでいます。また熟練工の減少と高齢者の増加、若手新入職者の減少などの社会的問題を真剣に受け止め、職場環境の改善や技能教育の充実にも努めています。
新菱グループはこの先も、グループ全社員と協力会社の皆様が一体となった安全衛生活動に取り組み、お客様はじめステークホルダーの皆様からの信頼を確かなものにしてまいります。
2024年全社安全衛生運動指針
安全な作業床の設置とダブルセーフティの徹底で
墜落災害ゼロを達成しよう
新菱冷熱は毎年、全社安全衛生運動指針を定め、災害防止に努めています。作業に適した安全な作業床を設置し、二重三重の災害防止措置を施すことで墜落災害ゼロ達成に努めます。
安全衛生協議会との連携
協力会社と新菱冷熱が一体となって活動する安全衛生協議会では年間計画を立てて、職長・安全衛生責任者教育や各種特別教育、資格取得研修などを行っています。また、事業主を対象にした労務安全研修会を実施して、労働安全衛生法における事業者責任や建設業法遵守についての教育などを行い法令遵守に努めています。施工現場の安全パトロールは特に重要と考え、建設現場内の危険有害要因の改善指導を定期的に行うことで、災害防止の徹底に努めています。
安全衛生協議会月例パトロール
高所作業車運転教育
「建設キャリアアップシステム(CCUS)」の普及促進
施工現場での建設キャリアアップシステムの推進
「建設キャリアアップシステム」は、技能者が積み上げてきた技能や経験を客観的に証明することを目的に、国土交通省が建設業団体などと連携して2019年から運用を開始しています。このシステムの導入により、技能者の就業実績や資格の登録が進むことで、技能の公正な評価が行われ、工事の品質向上や現場作業の効率化が進むと期待されています。
新菱冷熱は、このシステムの運用促進により、技能者本人のキャリアだけでなく、キャリアを積み上げた技能者が所属する協力会社の「技能の見える化」を図り、施工品質の向上につなげていきたいと考えています。そのため、施工現場でのシステムの運用を図り、協力会社が活用しやすい環境を整備するなどして普及促進に努めています。
海外の安全衛生活動
新菱グループには、アジア・インド・アフリカ・中東など広範囲に施工現場があり、安全衛生管理の手法が各国の事情により異なります。日本での管理手法を取り入れながら高い安全管理レベルを維持するため、新菱冷熱の安全衛生推進部と各拠点の安全管理担当者、施工現場の安全担当者が連携する体制を整えています。また、安全意識の向上と安全文化の醸成を図るため、各国の安全活動の取り組みを共有し学び合っています。
施工現場の安全パトロールと安全衛生協議会は、日本人の安全管理担当者と現地スタッフから選任した安全担当者を中心に活動しています。
海外現場の安全パトロール(インド)
海外現場の安全パトロール(タイ)
石綿・RCFの管理
新菱グループは、改修工事において社員、現場作業員、お客様を含む関係者の健康被害防止のため、石綿(アスベスト)とRCF(リフラクトリーセラミックファイバー)の管理体制を整ています。大気汚染防止法と石綿障害予防規則の改正により、2023年10月以降の建築物の解体などの工事に「建築物石綿含有建材調査者」による事前調査が義務化されたため、約120名が資格取得し対応しています。新菱グループは、石綿・RCFの安全パトロールや施工サイクルを活用し、石綿・RCFの適正な除去、廃棄に取り組んでいます。
石綿含有配管保温材の撤去
石綿飛散防止剤を噴霧して廃棄