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2018.1.23シンガポール地下鉄の駅舎・トンネル設備工事を受注
~「トムソン・イーストコースト線」ステージ3に続き、ステージ4・5も受注~

当社は、2017年10月、シンガポールのLand Transport Authority (以下LTA、陸運庁) から、「地下鉄トムソン・イーストコースト線ステージ4・5」の駅舎の空調・換気設備とトンネルの換気設備の設計・施工 (以下、本工事) を受注しました。
本工事は、先行して着工した建設工事の建築・土木工事業者と協同・連携し、2024年の完成を目指しています。

シンガポール政府は、2030年までの軌道系都市交通システムの整備計画を公表し、新規路線の建設や既存線の延伸を進めています。
当社は、1983年にシンガポールで事業を開始し、1987年から、地下鉄の空調・換気設備工事に携わり、多くの実績を積み重ねてきました。今回の受注は、当社の技術力・施工能力・品質が総合的に評価されたものと考えております。

トムソン・イーストコースト線は、既存のイーストウェスト線と並行するルートで、居住人口の多い「イーストコースト地区」や「ベドック地区」をカバーし、沿線住民の利便性向上とイーストウェスト線の混雑緩和を目指し計画されました。また、全線地下駅・無人運転の新規路線としても注目されています。なお、本工事は、五つのステージに分割された路線計画のステージ4と5にあたりますが、ステージ3についても、2015年に当社が受注しており、2020年完成を目指し工事が進んでいます。

最終ステージとなる本工事は、市内中心部の人気リゾートホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」に隣接する「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ駅」から、東南部海岸線の終点「スンゲイ・ベドック駅」までと、そこから接続するダウンタウン線の「エキスポ駅」まで延伸する計画で、全長15.2kmあり、当社は、10駅の駅舎空調・換気設備とトンネル換気設備を担当します。

その他、新設換気塔1棟の機械設備工事、統合操車場への引き込み線間のトンネル換気設備、既存のイーストウェスト線「タナ・メラ駅」の駅拡張に伴う空調・換気設備改修・増強工事なども、併せて担当しています。なお、「タナ・メラ駅」は、イーストウェスト線とチャンギ空港支線の乗換駅で利用者が多いため、騒音や安全を考慮し、作業内容によっては、運行が停止する深夜時間帯に限られるなど、特殊かつ難易度の高い工事です。

今後も、当社はシンガポールにおけるエネルギー・交通などのインフラ設備や、病院・商業施設の建築設備など、地域に根付いた事業を展開するとともに、東南アジア・中東エリアでの経験と実績を生かし、さらなる海外での受注拡大に注力していきます。


  • 「ベイショア駅」地上入口のイメージ

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