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2015.10.2シンガポール地下鉄 トムソン・イーストコースト線ステージ3 空調・換気設備工事を受注

当社は、シンガポールのLand Transport Authority (以下「LTA (陸運庁) 」) から地下鉄新規路線トムソン・イーストコースト線ステージ3の空調・換気設備工事を受注しました。

本契約の受注金額は約78億円で、当社が2015年6月に契約を交わし、先行して着工している建築・土木工事業者と協同・連携して、駅舎の空調・換気設備及びトンネル換気設備の設計・施工を行い、2020年12月の完成を目指します。

シンガポールでは、軌道系都市交通システムの整備について、2030年までの計画が政府により公表・推進されており、新規路線の建設、既存線の延伸による利便性の向上とピーク時の混雑緩和を図っています。

トムソン・イーストコースト線は、全線地下駅・無人運転の新規路線として建設されます。そのうちステージ3は、対象区間の全長が12.6kmで、国土中央部に位置し自然環境豊かな郊外の住宅地「マウントプレザンス駅」から、国内最大の繁華街「オーチャード駅」を経由して、世界中からの観光客で常に賑わうマリーナベイ地区のマリーナ・ベイ・サンズに隣接する「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ駅」までを結ぶ経路で、北部・中央部から南部・都心へのアクセス向上と所要時間短縮を実現します。

これまで当社は、LTA向けの地下鉄の空調・換気設備について開業当初の1987年から多数の実績を有しており、今回の受注は、当社の技術力・施工能力・品質が総合的に評価されたものと考えております。

今回の工事は、新路線建設を第5期までの各ステージに分割した中の第3期にあたり、全31駅中13駅を擁する最大の工事となっております。 既存路線と交差する「乗換駅」が4駅含まれており、営業運転中の既存駅との接続・改修工事がある上に、そのうち2駅が当地独特の施設である「CD駅」 (Civil Defense:核シェルター仕様) となっており、特殊かつ難易度の高い工事区間と言えます。 また対象区間の地上部は市街地中心部や繁華街が多く、混雑する地上交通への影響を常に意識した施工計画も求められます。

今後とも当社は、アジアや中東をはじめとする世界市場でのエネルギー・交通インフラ施設の受注に向けて積極的な営業展開をしてまいります。

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