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2019.1.31平成30年度 省エネ大賞「資源エネルギー庁長官賞」を受賞
~東京スカイツリー®地域熱供給施設において、高効率プラントを実現~

当社は、一般財団法人省エネルギーセンターが主催する平成30年度省エネ大賞において、省エネ事例部門「資源エネルギー庁長官賞 (共同実施分野) 」を受賞しました。

受賞テーマは、「東京スカイツリー®地域熱供給施設における高効率プラントの実現」で、株式会社東武エネルギーマネジメントと株式会社日建設計総合研究所との共同受賞です。
熱供給事業者と設計・コンサルティング会社、そして、環境エンジニアリング会社である当社が、一体となって省エネに取り組み、高い成果をあげたことが、評価されました。

省エネ大賞は、国内の産業・業務・運輸各部門における優れた省エネの取り組みや、先進的で高効率な省エネに優れた製品やビジネスモデルを表彰することで、省エネ意識の拡大や省エネ製品の普及などによる省エネ型社会構築への寄与を目的としたものです。

【受賞概要】

  1. 受賞テーマ
    東京スカイツリー®地域熱供給施設における高効率プラントの実現
  2. 共同応募者
    株式会社東武エネルギーマネジメント
    株式会社日建設計総合研究所
  3. 省エネ活動の背景
    東京スカイツリー®地域熱供給施設 (以下、本施設) は、世界一の高さの電波塔と大規模店舗などで構成される複合施設「東京スカイツリータウン®」やその周辺建物へ冷温水を供給する地域冷暖房施設 (DHC) です。「東京スカイツリータウン®」の開発者である東武鉄道株式会社は、計画当初から長期的視野に立った環境配慮型まちづくりに積極的に取り組んでおり、本施設は、その一環として、計画・設計から運用まで一貫した省エネルギーマネジメントによる高効率プラントの実現を目標としてきました。
  4. 技術概要
    地域熱供給施設として全国初の地中熱利用システムや、密閉式ヒーティングタワーヒートポンプシステム、インバータターボ冷凍機の高効率熱源システムなどを採用しました。また、運用段階での性能検証や運用改善を重ねたことにより、2016年には、地域冷暖房施設全国平均の1.6倍にあたる、全国トップクラスの一次エネルギーCOP1.35を達成しました。また、大幅な電力ピークカット (8月の最大需要日に約3,000kWの削減) や、電力負荷平準化 (60%以上の夜間移行率) も実現しました。

    当社は、施工段階から参画し、施工だけでなく、大規模蓄熱槽のCFD解析や、プラント連系運転実験などプラント性能のコミッショニングなども行いました。また、運用段階では、継続的なコミッショニングとシステム運用の改善に加え、冷却水の自動最適温度設定や、ヒートポンプのデフロストシステム※などのソリューション改修を実施するなど、高効率プラントの適切な運用と、向上に貢献しました。

    デフロストシステム
    外気の水分がヒートポンプの室外機 (ヒーティングタワー) に霜として付着 (フロスト) し、性能が低下するのを防ぐため、付着した霜を融かすシステム

  • 省エネ大賞 表彰式
    省エネ大賞 表彰式

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