2022.1.25「ホルムアルデヒド除去システム」関連製品 累計販売台数100台突破

当社は、このたび、利便性を向上させた改良型のU flow system^®切出し作業台、局所排気付き流し台・固定槽など、合計21台を検査機関に一括納品しました。それにより、医療・受託臨床検査施設向けの省エネ型空調換気システム「ホルムアルデヒド除去システム」関連製品の累計販売台数が100台を突破しました。
当社は、革新的な環境創造技術と高度な施工技術により、お客様の満足度向上に努めていきます。

【ホルムアルデヒド除去システムについて】
2008年の特定化学物質障害予防規則改正により、発がん性物質ホルムアルデヒドの管理濃度が0.1ppm以下となり、違反した事業者に対する罰則も規定されています。医療・受託臨床検査施設の切出室、病理検査室、解剖室では室内のホルムアルデヒドの濃度が管理濃度を超えないよう、作業環境の改善に向けた取り組みが急務となっています。当社は、この対策として安全な作業環境を提供する「ホルムアルデヒド除去システム」を開発し、2014年から販売しています。ホルムアルデヒド除去システムは、以下の通り、発散抑制気流方式「U flow system^®」と除去装置「MediECO^®-FA」を組み合わせた技術で、第55回空気調和・衛生工学会賞技術賞（技術開発部門）を受賞しています。
当社では2021年秋から、さらに利便性を向上させた改良型のU flow system^®切出し作業台の販売も開始しました。この製品は、お客様のニーズを具現化したもので、広い作業スペースと良好なコミュニケーション環境を確保しながら「1台で切り出し作業^※1と撮影作業を同時可能とする」、従来製品にない特長を有します。

1．発散抑制気流方式「U flow system^® (ユー フロー システム)」

U字型の気流を用いた局所排気装置です。作業台上の局所排気口とU字型の気流により、ホルムアルデヒドの拡散を抑制します。

2．除去装置「MediECO^®-FA（メディエコ エフ エー）」

アミノ酸由来の安全性の高い薬液を用いたホルムアルデヒド専用の除去装置です。装置入口側濃度0.1ppm時において、90%以上の除去率を約6カ月間維持できます。外気処理負荷削減による空調換気システムの省エネルギー化、排気処理による環境負荷低減を実現する装置です。

※1．臓器・組織から病理組織標本作製のために適した部位を選び、適した大きさや形に刃物で切り取る作業

【主な納品先】
病院、検査機関、研究施設

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