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2023.2.22研究開発報告会「つくばフォーラム2023」を開催

当社は、2023年2月13日、イノベーションハブにて研究開発報告会「つくばフォーラム2023」を開催しました。
つくばフォーラムは、当社およびグループ会社の経営陣や管理職が、研究開発・技術を経営的視点で確認し、今後の方向性を議論することを目的に、さらには、研究開発力および研究開発成果の事業還元力を強化するため、2010年から毎年開催している報告会です。13回目の開催となる今回は、イノベーションハブをメイン会場として、当社の各拠点とグループ会社をWeb会議システムでつないで開催し、参加総数は265名でした。
本報告会では、イノベーションハブが取り組む3つのテーマ「GX」「DX」「Collaboration」に関連した幅広い研究開発技術や、新菱グループの技術力向上に繋がるグループ会社の開発技術について報告しました。経営陣と研究者との意見交換を通して相互理解が深まったほか、開発成果の事業展開の方法について議論するなどし、研究開発の方向性を確認しました。

●主な報告内容

1.AIを活用した熱源制御システムの開発・展開

熱供給事業者に代表される大規模熱源システムを有する施設では、従来に比べて熱源システムの設定が複雑化してきています。この課題に対して当社は、熱源システムの設定をAIで自動化するシステムを開発し、省エネルギーかつ省力化に貢献する技術開発に取り組んでいます。

2.設計支援・BIMモデル自動作成システムの開発

建築業界のBIM活用・DXが進展していくなか、フロントローディングによる設計図の作成には、BIMモデルの容易かつ迅速な対応が必要となります。当社では、AIを活用した自動設計・モデル化機能に取り組み、設計仕様から機器・器具を自動配置し、配置結果から経路探索を実施するBIMモデル自動作成機能を開発し、業務の効率化と迅速化を目指しています。

3.新蚕業開発プロジェクト

開発技術である「スマート養蚕システム」の事業化と新たなビジネスモデルの構築を目指しています。他機関との事業連携を含めたオープンイノベーションにより、カイコをバイオ素材として活用するとともに、将来的なたんぱく質クライシスに伴う食糧および原料不足の解決に貢献することを目指しています。

4.イノベーションハブ本館への導入技術に関連する研究開発

2030年の「研究開発活動からの温室効果ガス排出量実質ゼロ」を実現するため、現在建設中のイノベーションハブ本館への新たな空調技術の導入を検討しています。国内外で多くの賞を受けた新菱神城ビルへ導入した技術についても、さらに進化させた最新システムとして導入する予定です。開発・検証中の新技術採用により、省エネルギー・脱炭素とともに個別快適性を実現する技術の構築を目指しています。



当社・新菱グループは、革新的な環境創造技術と高度な施工技術により、お客様の満足度向上に努めていきます。また、最適な建築設備のライフサイクルマネジメントを通して、持続可能な社会の実現と地球環境の保全に貢献します。

  • 報告会の様子

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