Shinryo Innovation Hub

イノベーションハブ

イノベーションハブは、スタートアップ企業や大学等とのコラボレーションの場、技術や知恵を有するイノベーションの主役が集う場としての役割を担い、革新的な製品・サービスなど新しい価値を創出するプラットフォームです。「さわやかな世界をつくる」ことを目指し、たくさんの新しい価値を創出していきます。

イノベーションハブが取り組む
3つのテーマ

イノベーションハブでは、「GX」「DX」「Collaboration」の3つのテーマに注力し、お客様により良い提案ができる、新しい価値の創造に挑戦します。

イノベーションハブが取り組む3つのテーマ
GX

2030年「研究開発活動からの温室効果ガス排出量実質ゼロ」を実現するため、敷地内に新菱冷熱の独自技術や開発品を活用した最新の空調システムの導入を予定するほか、敷地内にある既存のエネルギーセンター内の熱源設備の大幅な省エネルギー化を目指し、熱源システムを刷新する改修工事を計画しています。また、創・蓄エネルギー技術の開発と敷地内への導入を進め、GXの実現に向けてイノベーションハブを進化させていきます。

DX

幅広い視野で研究・事業開発を捉え、データとデジタル技術を活用します。
お客様や社会のニーズをもとに、製品やサービス、業務プロセス、生産プロセスなどの変革、デジタルトランスフォーメーションを目指します。

Collaboration

新しい価値の創出・発信のプラットフォームとして、オープンイノベーションを推進します。共創的なフィールド実験や社内リソースの共用など、イノベーションハブだからできる“研究と事業開発の場”を提供し、活発な異業種コラボレーションを行います。

イノベーションハブは、
イマジネーションと価値を創出する場所。

イノベーションハブは、イマジネーションと価値を創出する場所。

「新しい価値を生み出す空調」
「環境グラデーション」

イノベーションハブ本館は、自然に近い環境からコントロールされた環境まで、多様な温湿度・光環境を組み合わせた「環境グラデーション」空間です。多様な空調方式も採用することで、さまざまな体感のワークプレイス・ディスカッションスペースを形づくっています。空調の力で、ハイパフォーマンスなオフィスへ。発想と新しい価値を生み出す空調です。

「新しい価値を生み出す空調」「環境グラデーション」

最先端の脱炭素技術
敷地全体・本館

イノベーションハブでは「Innovation Hub-CN 2030」を掲げ、敷地全体の温室効果ガス排出量実質ゼロに挑戦しています。本館には新開発の脱炭素技術を導入しています。

Innovation Hub-CN 2030

Innovation Hub-CN 2030

「 Innovation Hub-CN2030」とは、2030年に研究開発活動からの温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す取り組みです。本館にさまざまな省エネルギー技術を採用し、設計段階での本館の一次エネルギー消費量は基準値から114%削減し『ZEB』※を実現、「BELS最高ランク★★★★★」を獲得しました。この取り組みから得た知見を社会に提供し、幅広くカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。

本館に導入した新技術

本館に導入した新技術

3管式ダイナミックレンジ熱源システム

除湿用と冷却用の冷凍機を連結し3管式にした熱源システムです。熱負荷や外気の変動に応じて、熱源システムが最高効率になるよう設定温度や流量の最適制御を行うことで、省エネルギー化を図ります。表計算ソフトと連携して設定温度や流量を制御するシステムを開発し、最高効率を実現します。

4Dミニエン空調

床放射空調と床吹出空調を組み合わせた、局所環境(ミニエン)を形成する技術です。少ない温度ムラ・ドラフト感で外皮負荷や照明発熱などの処理にむいている床放射空調、気流による清涼感があり空気温度変更への即効性が高い床吹空調。各々の空調の特徴を生かし、局所的に好みに応じた環境を形成することができます。省エネルギー性が高く、立体空間と時間軸(3D+1D)を考慮し、働く人の好みに応じた環境をつくることができる、ABW+e を促進する新技術です。

CFD 連携 PMV 制御

温度などの計測値と天気予報の情報を元に、少し先の室内環境をシミュレーション(CFD※1)により予測し、快適性指標(PMV 値※2)が快適範囲内となるよう温熱制御を行います。快適な室内環境を最小エネルギーで実現することを目指す制御技術です。

ABW+e 支援ツール「5C ビジュアライザー」

本館内に設置した各種センサの測定値から、Concentration(集中)、Comfort(快適)、Communication(交流)、Creation(創造)、Clean(清浄)の 5 つの視点で環境をビジュアル化する仕組みです。好みに合わせて働く場所を選ぶことを支援するツールです。

変風量コアンダ空調

空気が天井を這うように流れるコアンダ効果を利用し、ダクトレスで空気を運ぶ、省エネ・省資源の空調方式です。自律式風速一定器具「Air-Soarer®」※3を使うことで、少風量でも室内のすみずみに空調された清浄な空気を届ける優れた換気効率を有します。「Air-Soarer®」は風量が減少しても風速を自動的に一定に保つ吹出し口です。

  • ※ 1

    CFD : Computational Fluid Dynamics

  • ※ 2

    PMV : Predicted Mean Vote 人間が感じる温冷感の指標

  • ※ 3

    ㈱三菱地所設計、新菱冷熱工業㈱、芝浦工業大学、協立エアテック㈱の共同開発品です。空気調和に関する世界最大の国際学会、米国暖房冷凍空調学会の“ 2023 ASHRAE Technology Awards 新築オフィスビル部門”で世界最優秀賞を受賞した「新菱神城ビル」に導入した技術です。

最先端の脱炭素技術
オフィス・工場向け

イノベーションハブでは、オフィス・病院・工場向けに開発した脱炭素技術の詳細や実験の様子などをご覧いただくことができます。

世界一を生み出した場所

新菱神城ビルは、空気調和に関する世界最大の国際学会、米国暖房冷凍空調学会の“2023 ASHRAE Technology Awards新築オフィスビル部門”で世界最優秀賞を受賞しました。
その技術の開発拠点となったのがイノベーションハブです。高性能解析技術、実大規模の実験エリア、フィールド試験技術など、世界一を生み出した場所、さまざまな開発リソースをご覧ください。
新菱神城ビルは、新菱冷熱工業(株)、(株)三菱地所設計、学校法人芝浦工業大学が設計・施工・検証に携わっています。

新菱神城ビル イノベーションを創出する開発リソース
脱炭素に向けた新菱冷熱の挑戦 新菱神城ビル

脱炭素に向けた新菱冷熱の挑戦
新菱神城ビル

都心の立地ながら独自技術の開発により自然エネルギーを最大活用するなど導入環境技術は世界レベルで評価されています。

イノベーションハブは
オープンイノベーションの場

人と人との交流が発想を生み出すと考え、コラボレーションの場をたくさん設けています。本館には議論・交流の場「オープンスクエア」、技術的な共創にはラボエリアやオープンラボを設けています。

オープンスクエア(コラボレーションの場)

オープンスクエア(コラボレーションの場)

ラボエリア

ラボエリア

ドライルーム(オープンラボ)

ドライルーム(オープンラボ)

アクセス

所在地
〒300-4247 茨城県つくば市和台41
新菱冷熱工業株式会社 イノベーションハブ
TEL:029-864-6100
タクシーでお越しの場合
つくばエクスプレス線「つくば駅」もしくは「研究学園駅」でタクシーに乗車してください。所要時間は約20分です。
バスでお越しの場合
つくばエクスプレス線「つくば駅」から、関東鉄道バス「つくばテクノパーク大穂行き」に乗車し、「筑波北部工業団地中央」で下車してください(バス乗車時間約30分)。そこから徒歩10分です。
アクセス