健康経営の推進
新菱冷熱は創業以来、「人は最大の財産」という思いで、人材育成とその環境づくりに取り組んできました。そしてさらに、心身の健康を支えることが、従業員一人ひとりの生き生きとした活躍につながると考え、これを新菱グループの重要な経営課題として、「健康経営」を推進することに致しました。
この取り組みを通じ、企業としての活力を高め、持続可能な社会の発展に貢献し、経営ビジョン「さわやかな世界をつくる」の実現を目指してまいります。
新菱グループ健康宣言
私たちは、「健康経営」の推進を宣言します。
- 従業員一人ひとりの健康な身体と心を支えます。
- 誰もが安心・安全に働き、最大限の力を発揮できる職場をつくります。
- 健康な心身とより良い職場環境をもって、企業の活力を高め、持続可能な社会の発展に貢献します。
健康経営優良法人認定
当社は、2026年3月9日に経済産業省と日本健康会議が主催する健康経営優良法人認定制度にて、「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」に認定されました。
健康経営推進体制
新菱冷熱では、健康経営を推進するために、健康経営推進最高責任者および人事部長のもと健康経営推進担当部門を設置しています。安全衛生委員会だけでなく、全国の各事業所の衛生管理者・健康管理担当者・産業医と連携しながら、取り組みを推進しています。
健康経営戦略マップ
新菱冷熱は、企業ビジョン「さわやかな世界をつくる」の実現に向け、「人は最大の財産」という考えのもと健康経営を推進しています。
従業員一人ひとりが健康でいきいきと働き、その力を最大限に発揮することが企業価値の向上につながるとの考えから、「アブセンティーズム」「プレゼンティーズム」「ワークエンゲージメント」「従業員満足度」を健康経営のKGIとして設定し、その向上を目指しています。
健康推進施策の実施状況と目標
当社では、下表を健康指標とし、従業員の健康推進への意識を高める活動を進めています。
健康推進施策の実施状況と目標値
| 分類 | 指標 | 実績値 | 2026年度 目標値 |
目標値の背景・根拠 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | |||||
| 生活習慣 | 定期健康診断受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% | ||
| 健診結果の二次健診受診率 | 82.5% | 64.0% | 83.2% | 70%以上 | 実際に受診した人数/受診勧奨した人数 | ||
| ハイリスク者の放置人数 | 0人 | 0人 | 0人 | 0人 | ハイリスク者は「血糖」と「血圧」の2項目より抽出 | ||
| 有所見率 | 血圧 | 16.9% | 15.0% | 15.8% | 前年度 より改善 |
収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上で算出 | |
| 血糖 | 17.9% | 18.7% | 16.7% | 前年度 より改善 |
血糖110㎎/dl以上、またはHbA1c6.0%以上で算出 | ||
| ウォーキングイベント参加率 | - | 83.7% | 49.4% | 50% | 参加者数/ウォーキングアプリ登録者数 | ||
| 運動習慣定着率 | 26.3% | 29.4% | 29.5% | 30% | 「1回 30分以上の軽く汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施」している人の割合 | ||
| 適正体重比率 | 57.6% | 61.0% | 61.2% | 50%以上 | BMI18.5~25未満の人の割合 | ||
| 喫煙率 | 29.9% | 28.1% | 27.7% | 前年度 より改善 |
「現在、習慣的にたばこを吸っている」人の割合 | ||
| 女性の健康教育・ 参加率 |
女性従業員 対象 |
95.5% | - | 100% | 100% | 参加者数/女性従業員数 | |
| 管理職 対象 |
- | 100% | 100% | 100% | 参加者数/管理職者数 | ||
| メンタルヘルス | ストレスチェック受検率 | 95.0% | 95.8% | 96.3% | 95%以上 | ストレスチェックより算出 | |
| 高ストレス者比率 | 8.7% | 9.2% | 8.4% | 前年度 より改善 |
ストレスチェックより算出 | ||
| 睡眠充足率 | 70.3% | 72.7% | 73.9% | 前年度 より改善 |
「睡眠により十分な休養が取れている人」の割合 | ||
| 定期入社者面談実施率 | 98.6% | 100% | 100% | 定期入社者における医療職による面談の実施率 | |||
| 管理職研修参加率 | 91.5% | 100% | 100% | 100% | ラインケア研修における参加率 | ||
| 職場環境 | 年次有給休暇取得率 | 92.4% | 95.7% | 91.2% | 80%以上 | ||
| KGI | アブセンティーズム | 4.0日 | 3.1日 | 前年度 より改善 |
疾病による欠勤・休職の総日数/年間平均従業員数※1 | ||
| プレゼンティーズム | - | 60.1 | 前年度 より改善 |
WHO-HPQにおける絶対的プレゼンティーズムの平均値※2 | |||
| ワークエンゲージメント | 50.8 | 50.7 | 51.0 | 前年度 より改善 |
新職業性ストレス簡易調査票のエンゲージメントに関する設問より偏差値で算出※3 | ||
| 従業員満足度 | 3.3 | 3.5 | 3.7 | 4.0以上 | 従業員意識調査より総合満足度(0~5評価)※3 | ||
- ※1 疾病による欠勤・休職の総日数/年間平均従業員数(2025年度は総日数6,677日/従業員数2,186人にて集計)
- ※2 2025年度対象者は2,374人 回答率96.8% 2026年度プレゼンティーズム実績値:59.7
- ※3 2025年度対象者は2,374人 回答率96.8%
健康推進施策とその効果
1. 健康診断の実施と重症化予防へのとりくみ
健康診断受診率は100%を維持しており、これを今後も継続できるようオプション検査の充実と受診環境の整備を継続していきます。
健康診断の結果により、従業員が自身の健康状態を把握し、不調への早期対応が取れるよう、今後も意識改善への取り組みを強化していきます。
主な施策
- 継続的な定期健康診断の受診管理と受診環境整備
- 産業医指示に基づく事後措置対応と二次健診の徹底
- 再検査費用の一部補助
- 重症化リスクが高い従業員への支援の強化・疾病コントロールに向けた産業医・保健師・会社による連携した対応の実施
- 健康管理システムを活用した健診結果の把握と、受診報告の実施(受診管理の徹底)
期待できる効果
- 従業員が自身の健康状態を知るきっかけとなり、健康意識への向上につながる。
- 疾病の早期発見・早期治療につなげ、重症化予防・労働力の低下を防ぐ。
- 早期に業務上の配慮を検討でき、無理のない勤務の実現だけでなく、労働災害の防止も実現できる。
目標とするKPI
- 二次健診受診率 70%以上
- 血圧・血糖の有所見率の前年度より改善
- ハイリスク者の放置人数0人を維持
二次健診受診率
2024年度は健康管理システムを導入し、二次健診受診勧奨基準を変更。
そのため2024年二次健診受診率は64%と低下したが、2025年は83.2%と上昇した。
ハイリスク者管理
2025年度は前年度よりハイリスク者数が減少
2025年度はハイリスク者の放置人数0人を達成
2. 従業員の生活習慣改善に向けた取り組み
従業員の健康意識や運動習慣向上およびコミュニケーションの活性化を目的に、ウォーキングイベントを定期開催しました。
主な施策
- 定期的なウォーキングイベント「歩活(あるかつ)」の開催
- 相談体制の整備と相談しやすい体制づくり
期待できる効果
- 健康への関心を高め、生活習慣の改善につなげる
目標とするKPI
- ウォーキングイベント参加率 80%
- 運動習慣定着率 30%
- アブセンティーズム・プレゼンティーズムの改善
- 健康施策や健康教育への参加率や満足度の維持
ウォーキングイベント(歩活)
年2回ウォーキングイベント「歩活」を開催し、全従業員に参加を促しています。イベントへの参加を通じて、ウォーキング継続への意欲向上が確認されました。
3. ヘルスリテラシー向上への取り組み
健康教育を定期的に開催し、ヘルスリテラシー向上に努めています。
対象:脳血管疾患・高血圧・糖尿病・肝機能障害・がん予防・運動・メンタルヘルス・睡眠・女性の健康
主な施策
- 定期的な健康教育の実施・月1回の健康情報の発信
- 女性従業員・管理職に向けた「女性の健康教育」の実施
期待できる効果
- 従業員が健康情報を正しく理解し、健康維持に必要な行動を自律的に選択できる
- 女性特有の健康課題への理解向上
- 相談しやすい職場環境の醸成
目標とするKPI
- アブセンティーズム・プレゼンティーズムの改善
- 健康施策や健康教育への参加率や満足度の維持
女性特有の健康課題に対するセミナーの実施
女性従業員や管理職への教育を通し、女性の健康についても相談しやすい体制づくりを目指しました。
管理職向け「女性の健康教育」参加率 100%
「とても参考になった」「参考になった」の合計は95.3%
従業員向け「女性の健康教育」参加率 100%
「とても参考になった」「参考になった」の合計は86.7%
4. メンタルヘルス対策
従業員が自身のメンタルヘルスの状況を把握し、疾病を未然に防げるようストレスチェック制度の活用や、メンタルヘルス教育を実施しています。また、上司がメンバーの変化に早く気づき対応できるよう、ラインケア研修を実施しています。
その他、若手社員・復職支援など様々な角度からメンタルヘルスの課題を把握し、支援体制の強化を図っています。
主な施策
- 定期的なセルフケア教育、管理職へのラインケア研修の実施
- ストレスチェックの実施と職場環境改善への活用
- 医療職による新入社員の全員面談の実施 (2024年から導入)
- 「職場復帰支援プログラム」のマニュアル化と社内復職支援体制の再構築(2024年改正)
- 産業医・保健師による相談体制の整備と継続した社内周知
期待できる効果
- 教育やストレスチェックの機会を通し、従業員が自身のストレスに気づき、予防行動がとれる。
- 働きやすい職場づくりのため、上司・同僚の支援体制を強化し、職場全体でメンタルヘルス不調を防ぐ。
- メンタルヘルス支援体制の強化と定期的な見直しによりアブセンティズムの改善を図る。
目標とするKPI
- ストレスチェック受診率 95%以上
- アブセンティーズムの低下(前年度より改善)
管理職ラインケア研修
毎年、全管理職にメンタルヘルスラインケア教育を実施し、部下の不調の「早期発見」と適切な支援に「つなぐ」対応力の向上を目指しています。
「非常に満足している・満足している」の合計は92.6%
5. 働き方改革と連動した適切な働き方の実現に向けた長時間労働対策などの取り組み
2016年4月から働き方改革「働き方さわやかProject」をスタートさせ、設備工事業として本格的な働き方改革に挑戦しています。
主な活動内容
- SHINRYO Report 2026 p.52-54 働き方改革、いきいきと働くための環境づくり
- 長時間労働者の医師による面接指導の必須化 働き方改革の詳細ページへ
期待できる効果
- ワークライフバランスの実現による心身の充実
- 十分な休養とそれによる心身の健康維持
- 注意力・集中力の向上による労働災害の防止
目標とするKPI
- プレゼンティズムの向上(前年度より改善)
- 従業員満足度 4.0以上
6. 社内の産業保健体制の整備と周知
社内の産業保健体制については、社内報を通じた全従業員へのお知らせ、経営層が出席する会議での周知を行いました。会社が生産性を上げていくには、従業員の健康が大前提となります。健康で安心して働けるよう全国の産業保健スタッフが体制を整えて日々サポートしています。