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2018.10.19「つくばフォーラム2018」を開催
~最新の研究成果を通じて、グループの事業発展を目指す~

当社は、2018年10月12日、当社の中央研究所 (茨城県つくば市) において、「つくばフォーラム2018」を開催しました。
「つくばフォーラム」は、研究開発を通じた新菱グループの事業発展を目的に実施しており、経営陣が、経営的視点から研究開発成果を確認し、今後の方向性を議論する場として、2010年から毎年開催しています。
9回目となる今回は、当社の社長をはじめとする、国内外の新菱グループの経営陣60名が参加し、研究開発の進捗や成果について、担当研究員から報告を受けました。また、研究員への質疑応答や講評を通じて、研究の方向性や社内展開の方法、事業化に向けた課題などが議論されました。

<主な報告>

  1. スマート養蚕システムの開発
    2017年度から参画している、農林水産省委託研究事業「蚕業革命による新産業創出プロジェクト」において開発中である、ICT技術の導入により品質が揃ったカイコを大量飼育できる、各種センシング技術や省力化技術について、開発の進捗状況を報告しました。
  2. コアンダ効果を利用した空調システムの開発
    「コアンダ効果」を利用した、省スペースで省エネルギー性の高いダクトレス空調システムの開発において、課題となる冷房時のドラフト感や暖房時の上下温度分布などの解決方法について報告しました。
  3. 防食施工技術の開発
    当社が開発した防食施工技術「さびにくい水」の導入状況や費用対効果の報告の他、今後進める予定の予知保全技術の開発や、安全・安心なシステム構築などについて説明しました。
  4. 熱源最適制御システムの開発
    運転監視員の経験や過去の実績に頼ることなく、熱源システムの運転を自動で最適化し、運用や管理の無人化を実現する「熱源最適制御システム」の開発について、進捗を報告しました。

その他、生産環境のクリーン化技術や、設備診断システムの開発についても報告しました。

当社は、革新的な環境創造技術や高度な施工技術など、さまざまな角度から研究・開発を進め、お客様のニーズにお応えすると共に、サステナブル社会の実現と地球環境の保全に貢献していきます。


  • 写真1 中央研究所活動報告会「つくばフォーラム2018」の様子

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