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2017.11.21中央研究所 活動報告会「つくばフォーラム2017」を開催
~経営的視点から研究開発の成果と今後の方向性を確認~

当社は、2017年11月9日、中央研究所において、「中央研究所活動報告会~つくばフォーラム」を開催しました。つくばフォーラムは、新菱グループの技術開発力の向上を目的に2010年から毎年開催している報告会であり、新菱グループの経営陣が一同に会し、経営的視点から研究成果の確認と今後の方向性を議論する場として継続しています。
8回目の開催となる今回は、TV会議による5名を含む73名が参加し、技術開発についての報告と講評、各実験施設における見学会及び詳細説明が行われました。経営陣と研究者の間で活発な意見交換が行われ、相互理解が深まり、研究開発の方向性を確認することができました。また、経営ビジョン「さわやかな世界をつくる」の実現に確かな技術で応えるため、社内展開の方法や事業化に向けた課題についても議論されました。

今回の主な報告は以下4項目です。

  1. 防食施工技術の開発
    サステナブル社会の実現のために建築設備配管の腐食対策は重要な課題です。この課題を解決するため当社は、「腐食しにくい水」を用いた防食施工技術を開発しました。今後、新築・リニューアルの両物件への導入を推進します。
  2. コアンダ効果を利用した空調システムの開発
    オフィスビルにおいて、快適性維持とコスト削減の両立は大きな課題です。その解決策として、吹き出された流体が天井面に吸い寄せられる特性「コアンダ効果」を利用する省スペース、省エネルギーなダクトレス空調システムの開発を行っています。
  3. 省エネ低コスト型ドライルームの開発
    ドライルームの市場は、リチウムイオン電池や有機ELの需要増加に伴って更に拡大すると考えられ、ニーズも多様化しています。当社は、産業分野で要求される露点温度 (-90~-5℃DP) の除湿機に対応した新型ドライルーム用省エネシステムの開発を行っています。
  4. スマート養蚕システムの開発
    遺伝子組換えカイコは、医薬品・医療用素材、化粧品素材、新素材など、さまざまな製品の開発に利用されています。当社は、そのカイコを大量に飼育する、ICT技術を活用したスマート養蚕システムの開発を行っています。本開発は、2017年度農水省委託研究「蚕業革命による新産業創出プロジェクト」に採択されました。

以上のほか、熱源最適制御技術の開発や現場における生産性向上ツールの開発、生産環境のクリーン化技術の開発などについても報告されました。
当社は革新的な環境創造技術と高度な施工技術により、顧客満足度の向上に努めています。今後も引き続き、最適な建築設備のライフサイクルマネジメントを通して、サステナブル社会の発展と地球環境の保全に貢献していきます。


  • 中央研究所活動報告会「つくばフォーラム2017」の様子

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