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2022.3.28研究開発報告会「つくばフォーラム2022」を開催

当社は、2022年3月24日、中央研究所にて研究開発報告会「つくばフォーラム2022」を開催しました。
つくばフォーラムは、当社およびグループ会社の経営陣や管理職が、研究開発・技術を経営的視点で確認し、今後の方向性を議論することを目的に、2010年から毎年開催している報告会です。12回目の開催となる今回は、中央研究所をメイン会場として、当社の各拠点とグループ会社などをWeb会議システムでつないで開催し、参加総数は247名でした。
経営陣と研究者との活発な意見交換を通して相互理解が深まったほか、経営的視点や脱炭素に貢献する技術など当社が取り組むSDGs重要課題の視点において、研究開発の方向性を確認しました。

●主な報告内容

1.遺伝子組換えカイコによる有用物質生産システムの開発

遺伝子組換えカイコを用いた医薬品原料などの有用物質生産を目指し、「スマート養蚕システム」を開発しています。当社は、本システムを活用した新事業を検討するため、営業、研究、設計、広報のメンバーから成る「新蚕業開発プロジェクト」を発足し、医療、化粧品、食品分野など、「新蚕業」創出に取り組んでいます。
スマート養蚕システムの詳細:https://www.shinryo.com/tech/silkworm.html
まゆラボの詳細:https://www.shinryo.com/news/20220228.html

2.3次元レーザースキャナ利用技術の運用拡大に向けた研究開発

3次元レーザースキャナを利用することで、既存建物の3次元データを正確かつ効率的に取得できます。しかし、計測に必要な労力やコストの問題から、中小規模現場では普及が進まず、現場採用率は数%程度に留まっています。当社は、より効率的かつ簡易に計測・モデル化を可能とする支援システムを開発しています。

3.振動計測による設備診断システムの開発

当社は、空調設備で使用するポンプや送風機の長寿命化を実現するために、騒音・振動解析技術を活用した診断システムを開発しています。本システムの特徴は、省エネルギーなインバーター搭載機器にも対応できることです。グループ会社と協働して、研究開発に取り組んでいます。

その他、BIM関連技術やCO2排出抑制技術、空気の流れを複合現実(MR)技術で可視化するシステムなど幅広い分野に対する取り組みの報告が行われました。当社は革新的な環境創造技術と高度な施工技術により、お客様の満足度向上に努めていきます。また、建築設備の最適なライフサイクルマネジメントを通して、持続可能な社会の実現と地球環境の保全に貢献します。

  • 報告会の様子

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