ドライルームの露点温度 (湿度)
シミュレーション

図-1 人体廻りの露点温度分布
図-1 人体廻りの露点温度分布

製品周囲の露点温度 (湿度) は露点計の反応速度では正確に把握することができません。当社の流体シミュレーション技術「CFDソリューション®」では、実際のドライルームで求めた人体からの発湿量とその広がり方から製品廻りの露点温度を予測し、自動でトライ&エラーを繰り返して最適な空調条件を見つけ出す独自技術により省エネかつ高品質なドライルームをお客様に提供します。

ドライルームにおけるCFDソリューション®の特長

空気中の絶対湿度をCFDで高精度解析!

空気中の絶対湿度について濃度拡散解析を行い、実現象に合った高精度解析で室内の湿度環境を予測します。

実験での露点温度分布・CFDでの露点温度分布

ドライルームの露点温度にはムラがある!? 露点温度の分布をどこでも表示

ドライルームの露点温度は、室内の露点計で測定した露点温度で均一になっているように思いがちですが、実際には人の周囲は露点温度が高く、またドライエア吹出口直下は露点温度が低くなり、室内には露点温度ムラが発生しています。 「CFDソリューション®」では、実際の空間では測定が困難な露点温度ムラを計算で求め、任意の場所での露点温度分布を表示します。

人が動くと露点温度も変わる!? 製品・人体の動きによる影響をリアルタイム解析で把握!

ドライルーム動画

ドライルームでは、湿度発生源である人の周囲に高露点域が存在し、人の動作に伴い高露点の空気も移動します。しかし、露点計の応答速度が大変遅いため、人の動作による露点温度分布の変化を測定することは不可能です。「CFDソリューション®」では、湿度発生源や製品・ドア等の移動による露点温度分布の経時変化をリアルタイムに把握し、実際の空間では測定できない露点温度変化について検討することが可能です。

そのドライルームに必要なドライエア風量は? CFD省エネ提案ツールでドライルームを省エネに!

CFD省エネ提案ツール適用例
CFD省エネ提案ツール適用例

ドライルームに供給されるドライエア風量は、ドライルームの露点温度が均一であるという前提で決定するのが一般的ですが、実際には低露点環境が必要な空間はドライルームの一部分だけ、という場合が多々有ります。このとき、室内全体の露点温度が均一になるように仕様を決めると、過剰設計となる危険性があります。「CFDソリューション®」では、当社開発の『CFD省エネ提案ツール』を用いて、露点温度分布から必要最小風量を計算し、最適設計でドライルームの省エネ化を実現します。

ページトップへ