省エネと性能を
両立させる
技術提案力

省エネルギー・省資源化に取り組み、温室効果ガス排出量も抑制する高効率な設計・施工を提案します。

省エネ、そして環境にやさしい提案

建築設備の運用に伴うCO2排出量を削減するため、営業・設計担当者からお客様に省エネルギーに有効な提案を積極的に行っています。エネルギー削減効果の高い設備の導入や業界トップクラスの技術と実績を誇るCFD技術による気流・温度分布シミュレーションによる改善など、最も効果的な提案ができるよう取り組んでいます。CFD:Computational Fluid Dynamics

実績

電気・ガス複合熱源システムと下水再生水熱の利用
(ささしまライブ24地区)

新菱冷熱は、熱供給プラントの実施設計および建設工事に携わり、CFD技術の活用、熱源機器の最適な構成および下水再生水熱利用の効率化などの検討に取り組むことで、省エネルギー性の向上に貢献しました。下水再生水は、夏期は冷却水に、冬期は水熱源ヒートポンプの熱源水として利用し、個別空調方式と比べ、1次エネルギー消費量21.1%削減を実現しています。
これらの成果が認められ、「コージェネ大賞2019 民生用部門優秀賞」と「令和2年度デマンドサイドマネジメント表彰(一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター理事長賞)」を受賞しました。

電気・ガス複合熱源システムと下水再生水熱の利用(ささしまライブ24地区)

コミッショニングによる熱源システムの効率向上
(虎ノ門ヒルズ)

新菱冷熱は施工を担当し、竣工後は管理者・設計者・施工者から構成されるコミッショニングチームに参加しました。
コミッショニングチームでは、熱源システムの運用状況を分析し、各機器の設定条件や熱源最適運用支援システムを修正するなどのチューニングを継続して行ってきました。その結果、運用開始直後に比べ、熱源システムの効率が約10%向上しました。
その成果が認められ、「令和2年度ヒートポンプ・蓄熱システム運転管理等の改善事例 優秀賞」を受賞しました。

コミッショニングによる熱源システムの効率向上(虎ノ門ヒルズ)

自然エネルギーの活用と施工時の省資源化
(秋田市庁舎)

新菱冷熱は、空調設備工事の施工を担当し、地中熱利用、外気冷房・クールヒートトレンチ等の自然エネルギーを利用したシステム構築に貢献しました。
これらの自然エネルギーを活用することで、基準エネルギー消費量に対して60%以上のエネルギー削減を実現しています。
その成果が認められ、2020年1月に「第8回サステナブル建築賞(一般財団法人建築環境・省エネルギー機構理事長賞)」を受賞しました。

自然エネルギーの活用と施工時の省資源化(秋田市庁舎)

ZEBプランナー
としての活動

新菱冷熱は、2018年に一般社団法人 環境共創イニシアチブ (SII) の「ZEBプランナー」に登録し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の実現を目指すお客様に対して、ZEBプランナーとして、ZEBや省エネ建築物への業務支援を行っています。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、国の「第6次エネルギー基本計画」が決定し、ZEBの普及促進も大きな役割を期待されています。新菱冷熱は、「2025年度に、設計業務およびコンサルティング業務の50%以上をZEB対応とする」ことを目標に、ZEBプランナーとして、多面的な視点からお客様のニーズに合ったご提案を行っていきます。
※2021年度実績:20.7%(ZEB水準を含む)

ZEB相談窓口
新菱冷熱工業株式会社 技術統括本部
品質・環境管理部
TEL:03-3357-2052
Mail:tao.mi@shinryo.com
ZEBプランナー登録番号・種別
番号:ZEB30P-00013-PGC
種別:設計、コンサルティング

新技術で省エネルギー・省資源を実現(新菱神城ビル)

2020年6月に建て替え・竣工した新菱神城ビルは、複数の新しい技術を導入した環境配慮型ビルで、新菱グループが空調・衛生・電気設備を担当しました。
下町の魅力ある路地空間をイメージしたメインファサードを立体的に組み上げ、建物前面、事務所と外部空間との間にある吹き抜け階段室は、空調負荷軽減に寄与するバッファー空間になっています。また中間期には、上下温度差を利用した自然換気チムニーによって、空調負荷を軽減する役割も担っています。
執務エリアには、省エネルギー性に優れた2種類のダクトレス空調「変風量コアンダ空調システム」「ダイナミックレンジ放射空調システム」を開発・導入したことにより、中間期のエネルギーネットゼロを目指しています。ダクトレス空調のメリットは省エネルギー性能のほか、ダクト材を削減できること(省資源)、そして天井裏のダクトスペースが不要で階高を低くできる点です。この建物では、階数を1フロア増やすことが可能になりました。
この建物は、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)最高ランク5★(ファイブスター)を獲得しています。

新技術で省エネルギー・省資源を実現(新菱神城ビル)

変風量コアンダ
空調システム

空気が天井を這うように流れるコアンダ効果を利用し、ダクトレスで空気を運ぶ空調方式です。自律式風速一定器具「Air-Soarer®(エア-ソアラー)」を使うことで、少風量でも室内のすみずみに空調された清浄な空気を届ける優れた換気効率を有し、昨今のウイルス感染対策としての換気の重要性に応える空調システムです。また、従来の定風量ダクト空調と比較し、搬送動力を65%削減する省エネルギー性も大きな特長です。「Air-Soarer®」は、株式会社三菱地所設計、新菱冷熱工業株式会社、学校法人芝浦工業大学、協立エアテック株式会社の共同開発品です。

ダイナミックレンジ
放射空調システム

放射空調システムは、冷温水で温度を調節した天井パネルで空調するダクトレス空調方式です。新菱冷熱が主体で開発した「ダイナミックレンジ放射空調システム」は、①自然エネルギーを活用して水を冷却するプレクール冷却塔、②防食システムによって熱交換器不要な配管システム、③放射能力を安定させる還水温度可変カスケード制御、④システム全体の消費エネルギーの最小化を図る可変流量・可変温度差制御など、さまざまな独自技術の組み合わせにより、自然エネルギーを年間60%以上の期間で活用するなど、省エネルギー性を大きく高めた放射空調システムです。

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ソリューションサービスをご検討の方
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