安全衛生への取り組み
-活動紹介-

1971年より、新菱冷熱の本社および各支社において、協力会社の皆様による安全衛生協議会と共に、①安全衛生に関する教育、②災害事故の原因調査および対策、③パトロールによる安全衛生指導、④労働法令その他安全衛生に関する広報活動などを周知することによる、安全意識の向上を図っています。

協力会社の皆様との連携

安全衛生協議会との連携

本社および各支社では、安全衛生協議会が主体となって年間計画を立て、協力会社を対象にした職長・安全衛生責任者教育や各種特別教育、資格取得研修などを行っています。また、事業主を対象にした労務安全研修会を実施して、労働安全衛生法における事業者責任や建設業法遵守についての教育を行い法令遵守に努めています。施工現場の安全パトロールは特に重要と考え、協力会社と連携して建設現場内の危険有害要因の改善指導を定期的に行うことで、災害防止の徹底に努めています。

  • 安全衛生推進大会 (安全衛生協議会との共催)
    安全衛生推進大会 (安全衛生協議会との共催)
  • 安全衛生協議会月例パトロール
    安全衛生協議会月例パトロール
  • フルハーネス型安全帯使用特別教育
    フルハーネス型安全帯使用特別教育
  • 高所作業庫運転教育
    高所作業車運転教育

労務安全研修会

本社安全衛生協議会・労務安全研修会を開催し、「建設キャリアアップシステムの登録手続き」「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン」など、労働安全に関して推進・強化すべき取り組みについて研修会を行い、知識と安全意識の向上を図っています。

本社安全衛生協議会・労務安全研修会
本社安全衛生協議会・労務安全研修会

「建設キャリアアップシステム(CCUS)」の普及促進

「建設キャリアアップシステム」は、技能者が積み上げてきた技能や経験を客観的に証明することを目的に、国土交通省が建設業団体などと連携して2019年から運用を開始しています。このシステムの導入により、技能者の就業実績や資格の登録が進むことで、技能の公正な評価が行われ、工事の品質向上や現場作業の効率化が進むと期待されています。
新菱冷熱は、このシステムの運用促進により、技能者本人のキャリアだけでなく、キャリアを積み上げた技能者が所属する協力会社の「技能の見える化」を図り、施工品質の向上につなげていきたいと考えています。そのため、施工現場でのシステムの運用を図り、協力会社が活用しやすい環境を整備するなどして普及促進に努めています。

施工現場での建設キャリアアップシステムの推進
施工現場での建設キャリアアップシステムの推進

海外の安全衛生活動

新菱グループには、アジア・インド・アフリカ・中東など広範囲に施工現場があり、安全衛生管理の手法が各国の事情により異なります。日本での管理手法を取り入れながら高い安全管理レベルを維持するため、新菱冷熱の安全衛生推進部と各拠点の安全管理担当者、施工現場の安全担当者が連携する体制を整えています。また、安全意識の向上と安全文化の醸成を図るため、各国の安全活動の取り組みを共有し学び合っています。
施工現場の安全パトロールと安全衛生協議会は、日本人の安全管理担当者と現地スタッフから選任した安全担当者を中心に実施しています。2020年以降は新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、オンラインを活用するなど方法を模索しながら実施しました。

  • 海外現場の安全パトロール
    海外現場の安全パトロール(インド)

  • 海外現場の安全パトロール(タイ)

石綿・RCFの管理

新菱グループは、改修工事において社員、作業員、お客様も含む関係者の健康被害を防止するため、石綿(アスベスト)とRCF(リフラクトリーセラミックファイバー)の管理体制を整えています。
石綿含有建材の事前調査結果報告制度に対しては、営業・技術系社員を対象にした教育を全社で実施し、周知徹底に努めました。
新菱グループは、石綿・RCF安全パトロールや石綿・RCF施工サイクルなどを活用しながら、石綿・RCFの適正な除去、廃棄に取り組んでいます。

  • 海外現場の安全パトロール
    石綿含有配管保温材の撤去

  • 石綿飛散防止剤を噴霧して廃棄

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