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2013.12.252013年9月期 連結決算概要

受注高 2,347億円 -「海外受注高 545億円」-

当社の第59期 (2013年10月~2014年9月) の連結会計年度の業績は、以下の通りとなりましたのでお知らせいたします。

<当連結会計年度の概況>

当連結会計年度におけるわが国の経済は、海外経済の減速等を背景に低迷が続いておりましたが、その後、輸出や生産の緩やかな回復および企業収益、雇用情勢の改善など、着実に自立的回復に向けた動きがみられるようになりました。
建設業界におきましては、緊急経済対策による公共投資の増加に伴い、東日本大震災の被災地や首都圏を中心に需要全体は堅調ではあったものの、民間設備投資は力強さを欠き、厳しい経営環境が続きました。
このような状況の中、当社グループの連結業績は、アジアを中心とした海外事業の拡大に努めた結果、受注高2,347億円 (うち海外の受注高545億円) 、完成工事高2,030億円 (うち海外の完成工事高449億円) となり、経常利益につきましては、68億円となりました。

当連結会計年度の主な受注物件は、以下の通りです。

  • 国内においては、都庁第一本庁舎の空調設備改修工事、名古屋駅前地区地域冷暖房プラント設備工事の他、大型複合ビルの空調設備工事など。
  • 海外においては、シンガポールの大型複合施設空調設備工事、香港での地下鉄トンネル換気工事など。

当連結会計年度の主な完成物件は、以下の通りです。

  • 国内においては、広島大学診療棟機械設備工事の他、大型複合ビル・製薬生産施設の空調設備工事など。
  • 海外においては、タイでのコージェネレーションプラント設備工事、シンガポールでの地下鉄駅舎及びトンネル空調・電気工事、香港でのデータセンター空調設備工事など。

<今後の見通し>

今後のわが国の経済は、海外経済の下振れが景気を下押しする懸念はありますが、輸出の持ち直し、家計所得や設備投資の増加により、景気回復の動きが確かなものとなることが期待されます。
建設業界におきましては、復興需要に加えて、オリンピック・パラリンピック東京開催の決定など、近年になく工事量の増大が見込まれておりますが、原材料価格の高騰、労務需要のひっ迫等による工事採算の悪化が懸念され、業界を取り巻く経営環境は、なお予断を許さない状況が続くものと思われます。
このような状況の下、当社グループといたしましては、国内におきましては、引き続き、大型オフィスビル・大型複合施設・データセンター・生産設備などの空調設備関連工事などの既存分野での事業拡張を図ると共に、保守・メンテナンス関係の関連会社の統合などを行いリニューアル工事分野の伸張を図ってまいります。
また、海外におきましても、東南アジアを中心に、複合施設・データセンター・生産設備などの空調設備関連工事に加えて、当社の強みである地域冷房プラント設備工事、地下鉄関連の空調・電気工事などのインフラ関連分野での事業拡張を図ってまいります。
なお、3ヵ年計画 (2013年10月~2016年9月) におきましては、3年後の2016年9月期には、 受注高2,800億円 (うち海外670億円) を計画しており、国内・海外での更なる事業拡張を推進してまいります。

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