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2016.4.15中央研究所活動報告会「つくばフォーラム2016」を開催
~経営的視点から研究開発の成果と今後の方向性を確認~
つくばフォーラムは、新菱グループの経営陣が一同に会し、経営的視点から研究成果の確認と今後の方向性を議論する場として継続しております。
7回目の開催となる今回は、約70名が参加し、経営陣と研究者の活発な意見交換が行われました。 経営ビジョン「さわやかな世界をつくる」の実現に確かな技術で応えるため、社内展開の方法や事業化に向けた課題についても議論されました。
今回は、「環境制御」・「エネルギーマネジメント」・「生産技術」の3分野について、報告とコミットメントの確認が行われました。
【主な報告内容】
- 医療福祉施設の感染対策技術の開発
病院などにおける、空気感染のリスクを低減する気流制御技術の開発 - ドライルーム (※1) 省エネシステムの適用領域拡大に向けた開発
産業分野で要求される露点温度-90~-5℃の低湿環境に対応できるドライルーム省エネシステムの開発 - 組み換え生物を用いた有用物質の生産技術の開発
遺伝子組み換え生物から生産される有用物質を効率的に生産する装置や飼育技術の開発 - 熱源最適制御とコミッショニングツール (※2) の開発
建物の設計、施工、運用、保守、改修において、顧客のニーズに対して的確かつ迅速に応えられるシステムやツールの開発
以上のほか、クリーンエネルギーを利用した空調システムの研究やBIM (※3) ツールとしての3Dレーザースキャナ利用技術の開発などのテーマについても報告されました。 また、会議の後半では各実験施設での詳細説明が行われました。
- ※1 ドライルーム : リチウムイオン二次電池や有機ELをはじめ、医薬品製造工程などで必要とされる露点温度-90~-5℃の低湿環境。
- ※2 コミッショニング : 建築設備が使用者にとって最適な状態に保たれるように、性能を診断・検証し、改善方法を提示すること。
- ※3 BIM (Building Information Modeling) : コンピュータ上に作成した3Dの建物モデルに、コストや仕上げ、管理情報などの属性データを付与した建物のデータベースを、設計、施工から維持管理に至るあらゆる段階で活用する建築の新しいワークフロー。
当社はこのような革新的な環境創造技術と高度な施工技術により、顧客満足度の向上に努めております。 また、最適な建築設備のライフサイクルマネジメントを通して、持続可能な社会の発展と地球環境の保全に貢献してまいります。
中央研究所活動報告会~つくばフォーラム2016~の様子