PERSON 02
施工管理
T.T.
都市環境事業部 技術一部 技術三課
2011年入社 工学部 建築学科卒
PROFILE
学生時代は建築学科で学んだ。環境系の研究室にいたこともあり、省エネなど空調に関連する設備に興味を感じたことが志望の動機。就職活動で新菱冷熱の施工実績を調べ、東京都心の大規模プロジェクトから自分の地元のショッピングモールまで多彩な建物に携わっていることを知って、ますます関心が高まった。より良いものをつくろうと真摯に技術に向き合う姿勢にも共感を持った。
現在の仕事について
新菱冷熱が施工に携わった社会インフラの一つに、東京都心部にある地域冷暖房システムがあります。地域のランドマークとなるビルの地下にある熱源プラントから広がる導管の総延長は約1.8kmにもなり、この導管で結ばれる建物の供給延床面積は約61万㎡。東京ドーム3つ分という大スケールです。私は現在、この地域冷暖房システムの導管増設工事の現場で現場代理人を務めています。施工管理に携わる社員が数名、さらに協力会社の作業員の方々が加わる体制です。工事は、最初に建設会社が地下にトンネルを掘削し導管路を作り、この導管路の中に冷水や蒸気などを送る配管を施工していくというものです。私はすでに10年ほど施工管理に携わっていますが、地域冷暖房システムを担当するのはこの現場がはじめての経験。これまでに扱ったことのない技術もあり、緊張感をもって日々取り組んでいます。何より、万が一既存設備に影響が及ぶことがあると、供給先のインフラがストップしてしまう可能性さえあります。この責任の重さが、やりがいの大きさでもあるのです。
これまでのキャリアを振り返って
私はこれまで新菱冷熱の中でも比較的大規模な施設の施工管理を担当してきました。配属となって最初に携わった現場は、当時東京でも注目を集めていた超高層複合タワーの新築工事。空調工事だけでも繁忙期には1日数百人の作業員の方々が働くという大きなスケールの現場に圧倒されました。それでも新人ながらも担当エリアを任され、上司や先輩に助けてもらいながら施工管理の基本を学んでいきました。
その次に携わったのは仙台の水族館です。水族館での現場では、水槽の中の環境を整えるろ過循環設備の施工が中心となります。ろ過機を設置して水温などの水質を厳密に管理したり、配管がお客様から見えないように水槽内の擬岩との兼ね合いを考えたり、特殊なノウハウが求められる分野です。
また、データセンターなども最近増加している案件です。こちらは人ではなく、コンピューターが主役となる施設。繊細な機器を管理する設備ですから24時間365日、最適な温度や湿度を保たなければなりません。このように新菱冷熱が手がける設備は、大規模な施設・設備から繊細で特殊な技術が求められるものまで多彩です。その施工管理には広く深い知識と経験が求められるのです。
新菱冷熱で働く意義
入社7年目に、東京都心部にある水族館の大規模リニューアル工事を担当しました。この施工管理も印象深い仕事でした。工事は仙台の水族館と同じように水槽のろ過循環設備の施工が中心。このリニューアルでは世界初を含む斬新な演出が随所に採用され、それだけに施工も難しかったのですが、完成した後の達成感も大きかった。リニューアルオープンしてから水族館を訪れたのですが、自分たちが手掛けた水槽の中をペンギンが都会の空を飛ぶように泳ぐ姿を見て子どもたちが歓声を上げていました。その様子を見て、すごく嬉しかったのを覚えています。
実は仙台の水族館は、東日本大震災の復興のシンボルとして建てられたもの。私自身も東北の出身で、完成してから何年か経った後に子どもを連れて訪れる機会があったのですが、本当に感慨深いものがありました。地域冷暖房システムに代表されるように、新菱冷熱がつくる空調設備は縁の下の力持ちのような存在。しかし、人々の便利さや快適さを支える自分たちの仕事は、とてもやりがいが大きいと感じています。
7:15
出社
現場事務所に出社。メールチェックの後、1日の予定を確認。
8:15
朝礼
現場全体の朝礼。作業内容の確認、情報の共有など。
8:30
現場巡回
施工現場に出向き、安全管理や工事の進捗などを確認する。
10:00
現場定例会議
お客様も交えて打ち合わせ。工程の確認や施工計画の説明、課題の共有など。
11:00
デスクワーク
現場事務所で施工図の確認などを行う。
12:00
昼休み
13:00
ミーティング
各工事の責任者が集まり、明日の工程に関わる打ち合わせ。
14:00
デスクワーク
計画書の作成、発注業務など。
16:00
現場巡回
終業前に現場を回って進捗の確認。明日の作業の打ち合わせなどをする。
17:00
デスクワーク
作業報告書や打ち合わせ資料を作成する。
18:00
退社
※上記スケジュールはあくまで一例です。
家族とのんびり過ごす休日
休日は、2人の子どもを連れて近所で過ごすことが多い。ショッピングモールで買い物をしたり、子どもがお気に入りの公園に行ったりしている。スポーツはスノーボード。また、所持している古い愛車のメンテナンスも趣味のひとつ。
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